札幌の名門、ホテルオークラ札幌18年の営業終えて新しいステージへ
ホテルオークラ(東京)は札幌市中央区のホテルオークラ札幌 (2003年 6月 15日開業 )を移転新築のために去る9月 20日、数々の話題を残し営業を終了し、新しいステージへ移るための計画が進行中だ。次へバトンタッチする社長兼総支配人を務めた宮崎誠氏に現地でお話を伺った。
----社長兼総支配人として着任したのが開業 7年後の 2010年でした。もう11年になります。前年にはリーマンショック(2008年 9月)があり、大変だったのではないでしょうか。
リーマンショック後の 2009年度は、世界中で宿泊市場全体の需要が 30.40%落ち込み、札幌や日本の主要都市ではリーマン以前の水準に戻るのに 5年を要しました。5年を経てほぼ回復した2013年 7月に、日本は観光政策で大きく舵をきりアジア諸国に対する観光ビザ緩和策を導入し、そこが記憶に新しいインバウンド急成長の起点となりました。これから日本の宿泊市場は変わると判断し、当時注目された団体客ではなく、訪日外国人客を含めた個人客を増加させる戦略を強力に進めた結果、FIT市場の取り込みに成功しました。今はコロナで大変です。とにかく変化の多い時代に身を置いたということでしょう。
(株)ホテルオークラ札幌
代表取締役社長兼総支配人
宮崎誠 氏
生年月日:1949年3月6日
経歴
1969年4月関東学生ゴルフ連盟 競技委員
1971年4月大成観光株式会社(現、(株)ホテルオークラ)入社
1988年4月ホテルオークラ・ヨーロッパオフィス所長 (アムステルダムダ駐在)
1991年9月FBD France SARL代表取締役(パリ駐在)
1995年5月FBD UK Ltd. 取締役社長、富士カントリーグループ 欧州代表(ロンドン駐在)
1998年4月在英日本商工会議所理事
2003年4月(株)富士カントリー市原クラブ 代表取締役社長
2006年9月グアムホテルオークラ 総支配人(グアム駐在)
2010年6月株式会社ホテルオークラ札幌 代表取締役社長(現任)兼総支配人
2010年6月(株)アオイインベストメント札幌 取締役(現任)
2017年4月札幌国際大学 客員教授(現任)
歴任
在英日本商工会議所 理事
一般社団法人日本ホテル協会 理事・北海道支部長
北海道観光振興機構 副会長札幌商工会議所観光部会 副部会長(現任)
北海道観光審議会 委員(現任)
北海道立近代美術館 評議委員