海王丸パーク

富山県の観光スポットで年間 100万人を超えるところは 4カ所ある。第一は富岩運河環水公園、第二は氷見漁港場外市場で、第三が海王丸パークである。この公園は、県都富山市の西側に隣接する射水市で、富山湾に面する 14.2ヘクタールに広がるベイエリアである。当公園には、1930年に竣工した初代海王丸が係留されている。初代海王丸は、日本の航海練習船としては「日本丸」とこの「海王丸」が代表的な船で、巨大な帆船（はんせん）で、西洋式巨大帆掛け船。設計はスコットランドのファーガソン社によるもので、1930年に「日本丸」と「海王丸」が当時の巨額の軍事予算で建造され、昭和 5年から20年までの間、海洋航海術の訓練のため海外に遠洋航海を行なってきた。メインマストの水面からの高さは46m、総帆数 29枚（総面積 2050m2）で、純白の帆を張った姿は「海の貴婦人」と呼ばれた。進水日が 2月 14日(バレンタイン )のため幸せの鐘が供えられ鐘をたたくと幸せになると言われ恋人たちに楽しまれている。
 
人口当たり県民分配所得は全国第 6位

富山県の面積は 4247.6km2で全国 33位と、山梨県より狭く、福井県より広い。人口は 104.8万人で全国 37位。香川県より少なく、山形県より多い。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は 11.3％、15.64歳の生産年齢人口は 56.6％、65歳以上の老年人口は 32.1％で、全国と比較すると、老年人口比率が高くなっている。県民分配所得は 3.5兆円で全国28位。一人当たり所得は 331.9万円であり、全国で群馬県に次いで第 6位となっている。産業別構成比をみると、第 1次産業は 1.1％、第 2次産業は 37.9％、第 3次産業は 61.0％で、全国平均と比べると第 2次産業比率が高い。工業出荷額は4.0兆円で全国 27位、人口当たりは 379.2万円で全国 11位となっている。
 
ホテル・旅館の伸びは施設・客室数とも低調

飲食店数は 14年で 4900店。内訳をみると、食堂・レストランが 511店で 10.4％、専門料理店が 1275店で 26.0％を占める。その中で多いのは中華料理店の 427店で 8.7％を占める。次いでその他の専門料理店が 377店の 7.7％と続いている。そのほか、すし店が 244店（5.0％）、そば・うどん店が 217店（4.4％）となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは 938店（19.1％）、酒場・ビアホールは 972店（19.8％）と多く、両者で 38.9％を占める。以上のほか喫茶店は 536店（10.9％）、ハンバーガーなどその他の飲食店は 196店（4.0％）である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は 591店である。ホテル・旅館の施設数は 19年で 418軒、客室数は 1万 5576室で、2010年からの伸び率をみると、施設数は全国の▲ 9.9％に対して当県は▲19.0％、客室数は全国の 8.9％に対して当県は 0.9％の伸びで、ともに平均を下回っている。


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