日本三大渓谷・清津峡
清津峡(きよつきょう)は、信濃川の支流である清津川が形成した渓谷である。新潟県十日町市小出から湯沢町八木沢にかけての全長約12.5kmをいう。戦前の 1941年に国の名勝および天然記念物に指定された。当地は上越高原国定公園内にあり、富山県の黒部渓谷、三重県の大杉谷と並んで、日本の三大渓谷の一つとして知られている。この渓谷の最大の特徴は、谷の壁面が「柱状節理」(岩にできた柱状の割れ目)となっており、険しい岩肌の渓谷美と秋の紅葉で知られている。古くは遊歩道(登山道)があったが、落石事故のため通行禁止となった。その後市民や観光客の要望により、1996年(平成 8年)清津峡渓谷トンネルが開通した。このトンネルは全長 750mの歩行者専用で、トンネルの途中に 3つの見晴所、終点にはパノラマステーションがあり渓谷美が堪能できる。
面積は全国第 5位
新潟県の面積は 12584.0km2で全国第 5位と、長野県より狭く、秋田県より広い。人口は 221.3万人で全国 15位。長野県より多く、宮城県より少ない。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は 11.3%、15.64歳の生産年齢人口は 56.1%、65歳以上の老年人口は 32.5%で、全国と比較すると、老年人口
比率が高くなっている。県民分配所得は 6.5兆円で全国 17位。一人当たり所得は 287.3万円であり、全国で福岡県に次いで28位となっている。産業別構成比をみると、第 1次産業は 1.9%、第 2次産業は 29.6%、第 3次産業は 68.6%で、全国平均と比べると第 2次産業比率が高い。工業出荷額は 5.1兆円で全国23位、人口当たりは 224.3万円で全国 27位となっている。
ホテル旅館の伸びは施設数・客室数とも低調
飲食店数は 14年で 1万 1003店。内訳をみると、食堂・レストランが 1298店で 11.8%、専門料理店が 3209店で 29.2%を占める。その中で多いのは中華料理店の 1226店で 11.1%を占める。次いで日本料理店が 993店の 9.0%と続いている。そのほか、すし店が 517店(4.7%)、そば・うどん店が 346店(3.1%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは 2390店(21.7%)、酒場・ビアホールは 2273店(20.7%)と多く、両者で 42.4%を占める。以上のほか喫茶店は 657店(6.0%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は 264店(2.4%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は 1095店である。ホテル・旅館の施設数は 19年で 2062軒、客室数は 4万 4112室で、2010年からの伸び率をみると、施設数は全国の▲ 9.9%に対して当県は▲22.3%、客室数は全国の 8.9%に対して当県は▲ 12.2%の伸びで、ともに平均を下回っている。
----
※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入をお願い申し上げます。
2021年9月17日号ご注文フォームはこちら
https://ec.hoteresonline.com/products/list.php
----