負債総額685億6600万円 宿泊業3(前年比13件減)、飲食業60(前年比38件減)
東京商工リサーチは2021年 6月の「倒産月報」を 2021年 7月 8日に発表した。全国の企業倒産件数は 541件(前年同月比 30.64%減)、負債総額が 685億 6600万円(同 46.77%減)となった。 件数は前年同月を2カ月ぶりに下回った。前年 5月が新型コロナウイルス感染拡大による裁判所の一部業務縮小などで 50年ぶりの低水準にとどまり、そのずれ込みで前年同月が 780件に急増。その反動で大幅に減少した。また、コロナ関連の支援効果が続いており、6月度では 1972年以降の 50年間で、1990年(516件)に次ぐ 2番目の低水準にとどまる。
負債総額は、2カ月ぶりに前年同月を下回り、6月度では 50年間で 1973年(574億 2200万円)に次いで3番目の低水準。負債 50億円以上がゼロ(前年同月3件)だったほか、同10億円以上50億円未満が 11件(同15件)、同5億円以上10億円未満が 19件(同21件)、1億円以上 5億円未満が 113件(同 139件)と、いずれも減少した。
産業別は、2020年 11月以来 7カ月ぶりに全 10業種で減少した。飲食業と宿泊業を含む「サービス業他」は165件(前年同月比 40.6%減)だった。
また、6月度の「人手不足」関連倒産のうち、「後継者難」は 38件(前年同月比 27件)だった。
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