負債総額1686億6400万円 宿泊業7(前年比3件減)、飲食業55(前年比34件増)
東京商工リサーチによる2021年 5月の「倒産月報」が 2021年 6月 8日に発表。全国の企業倒産件数は 472件(前年同月比 50.31%増)、負債総額が 1686億 6400万円(同 107.36%増)となった。
件数が 472件、負債総額は 1686億6400万円と、そろって大幅に増加した。
前年同月は、新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言で裁判所の一部業務の縮小などで、50年ぶりの低水準となった反動から件数は、11カ月ぶりに前年同月を上回った。
負債総額は、2カ月ぶりに前年同月を上回り、単月では 2年ぶりに 1000億円台に乗せた。ホテル経営の(株)東京商事(東京)が負債 1004億 8300万円を抱え、東京地裁から特別清算開始決定を受け、負債総額を押し上げた。
産業別では、10産業のうち、農・林・漁・鉱業と製造業を除く、8産業で増加した。
「サービス業他」は 155件で、9カ月ぶりに前年同月を上回った。このうち飲食業が 55件と急増した。
また、5月度の「人手不足」関連倒産のうち、「後継者難」は36件(前年同月25件)。
「新型コロナウイルス」関連倒産は123件(前年同月 64件)発生。2021年に入り、5カ月連続で100件を超えた。2020年2月からの累計は 1425件に達した。
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