前回は冬場の感染症第三波に対する対策を取り上げました。今回の新型コロナウイルスは、体外環境においてもほかのウイルスより長く存在でき、かつ環境が乾燥すれば0.005mm前後のエアロゾル状態として空間浮遊する可能性が高まります。これまでの飛沫(ひまつ)感染対策も重要であるものの、さらにこれまで以上に接触感染リスクおよびエアロゾル感染リスクを低下する取り組みが求められます。つまり3 感染経路の徹底対策が求められるのです。弊会では2 月以降、感染症対策検討委員会を複数の専門家の皆様とご一緒に発足し、今年の5 月以降全国各地の宿泊施設の感染症対策をサポートしてまいりました。それらの中で、この冬場、特に求められるであろう視点を前回に引き続きご紹介したいと思います。
北村剛史
Takeshi Kitamura
(株)日本ホテルアプレイザル 取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事
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