その理由として、「すべての役所に対して、今までと異なるやり方を提案・実施する必要があるため、同列の単なる一省庁の大臣では無理だからです」としている。大前氏は同氏が以前マレーシアのマルチメディアスーパーコリドー(マレーシア政府によって指定された情報と知識の開発を促進するための地域)の法改正にかかわった際、その担当大臣に相当する立場に就任をしたのはマハティール首相自身だったことを例に挙げ、そうしなければ省庁の古いしきたりを壊し、法律も含め新しい物を作り上げるのは難しいからだと書いている。また、日本でも話題となった台湾の天才デジタル大臣と言われるオードリー・タン氏を見ても、明らかにほかの大臣よりも上の立場に置かれていると指摘している。
2020年10月9日号 FROM THE PUBLISHER 太田 進
FROM THE PUBLISHER 太田 進 今こそ求められるリーダーシップ
【月刊HOTERES 2020年10月号】
2020年10月07日(水)