資金調達やコスト管理などキャッシュ確保の取り組みは企業存続のために最も重要ですが、進んでいるホテルおよびホテルチェーンはそこにとどまることなくさらに先を行っています。
今後、少しずつでも需要が戻り始めたとしても、私たちが以前からお伝えしていたように、宿泊市場というのはそもそも供給が過剰な傾向があります。今回の新型コロナウィルスの影響で大きく減少した民泊も、またプレーヤーが変わりながら台頭してくる可能性もあるでしょう。その中で、どのように生き残る施設になるのかは変わらず重要なテーマです。
考えられるだけの多くの取り組みが必要です。緊縮財務体制だけでそのほかはノーアクションでは当然生き残れません。キャッシュの対策をしつつ、戦える力をつけなければなりません。
2020年9月25日号 On the Front Line/岩本 大輝
On the Front Line/岩本 大輝 “守り”と“攻め”
【月刊HOTERES 2020年09月号】
2020年09月24日(木)