当該世代層は、インターネットが普及した環境で幼少時代を経験し、多様な価値観を取り込むことや、ほかの人とのつながりを重視する姿勢を有する等の特徴があると言われます。つまり昨今見られる「ライフスタイル型ホテル」の多くは、「ミレニアル世代」を前提にコンセプトを集約しているケースが比較的に多く見受けられ、ホテルのハードウエアという観点からは、パブリックスペースに大きな価値を見出すという開発傾向が見られます。このように「ライフスタイル型ホテル」の開発は、社会経済的にますます大きな影響を与えるであろう「シェアリングエコノミー」の原動役である上記「ミレニアル世代」を主たるターゲットにとらえた取り組みと言えそうです。
第375回
2019年11月8日号 新しい視点 「ホテルの価値」向上理論 ホテルのシステム思考
第375回 ライフスタイル型ホテルの特徴とニーズ
【月刊HOTERES 2019年11月号】
2019年11月05日(火)