増え続ける訪日外国人旅行者を受けて旅行市場全体が注目をされているが、いまだに「観光=Sightseeing」という非常に狭い視野しか持てていない事業者、自治体も少なくない。観光は少子高齢化に端を発する日本のさまざまな課題を解決できる可能性を持ったコンテンツであり、ビジネスの視点も持ちながらしたたかに取り組んでいかねばならない。
日本全国で旅行市場への関心が高まっており、われわれのところにも地域開発やホテル誘致といったさまざまな相談が毎日のように寄せられている。そこで感じるのは、観光を“Sightseeing”のみの視点しか持てておらず、非常に狭い視野での議論などがなされていることに対する違和感だ。