いつも思うことだが、中国料理は本当においしい。和食もいいがうなるほどおいしい料理に出会ったことがない。そもそも和食の特徴は穏やかさであり、調和なのかもしれない。
それにしても中国人の食への探求はすごいものがある。そのエネルギーはなにも食だけに限らずいろいろなものに表れている。米国との貿易戦争もその一つだろうし、香港の人権問題が大いにあれているのも中国人の気質のなせる業のように思う。以前ニューヨークで聞いた話だが、イタリア街と中華街が隣り合っていて、年々中華街がイタリア街に侵食しているというのだ。中国人のパワフルさは世界中で発揮されている。
本誌 松沢良治
ニュースな話&人物クローズアップ 西川口中華街の「福記」 超極細の福建ビーフン
【月刊HOTERES 2019年07月号】
2019年07月19日(金)