「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」、有名な孫子の兵法の一つである。現代において経営者はコンペティターの動向を把握し、営業マンは営業先の現状把握が必須。時代は変われど、「相手を知る」という本質は変わらない。
2015 年週刊HOTERES は、人脈マッチングスペシャリスト、TOP CONNECT ㈱代表取締役 内田雅章氏をファシリテーターに、企業存続のノウハウや秘訣を探るべく、トップ企業経営者との対談を実現。第8 回は、㈱ペッパーフードサービス代表取締役社長 一瀬邦夫氏に登場いただき、企業成長の背景にある経営理念と今後の展望について伺った。
TOP CONNECT ㈱ 代表取締役 内田雅章 氏
㈱ペッパーフードサービス 代表取締役社長 一瀬邦夫 氏
世界中が市場となる
㈱ペッパーフードサービス
内田 ㈱ペッパーフードサービスの歴史と事業についてお聞かせください。
一瀬 私自身はもともと調理人として、レストランやホテルで経験を積んできました。その後独立し、『キッチンくに』というお店を立ち上げたことが原点になります。そこからステーキを取り扱う店舗や業態を開発・開拓していき、会社のブランドでもあるペッパーランチの第1 号店(FC) を立ち上げたのが今から21 年前の、1994 年7 月です。そして2003 年11 月、ソウル市内に海外1 号店を出店。飲食企業として、国内外での展開を進め、06 年東証マザーズに上場する事ができました。13 年12 月には「本格ステーキがお値打ち価格の立ち食いステーキ専門店」をコンセプトに、いきなりステーキの第1 号店を銀座4 丁目にオープンし、現在47 店舗に拡大中です(2015 年6 月末現在)。老若男女、ひとりでも多くの方々に美味しい魅力ある商品を楽しんでいただくべく、現在は全世界で400 近い店舗を展開しています。