「彼を知り己を知れば百戦殆あやうからず」、有名な孫子の兵法の一つである。現代において経営者はコンペティターの動向を把握し、営業マンは営業先の現状把握が必須。時代は変われど、「相手を知る」という本質は変わらない。2015 年週刊HOTERES は、人脈マッチングスペシャリスト、TOP CONNECT ㈱代表取締役 内田雅章氏をファシリテーターに、企業存続のノウハウや秘訣を探るべく、トップ企業経営者との対談を実現。第3 回は、㈱クラウドワークス代表取締役社長 吉田浩一郎氏に登場いただき、起業家としての理念と、ユーザービリティを追求する社内姿勢や秘訣について伺った。
21 世紀の新しいワークスタイル実現
クラウドソーシングとは
内田 ㈱クラウドワークスの概要と事業内容についてお聞かせください。
吉田 事業の概要はクラウドソ-シングと呼ばれるサービスなのですが「企業と個人がつながる、新しいカタチの働くプラットフォーム」を掲げながら、インターネットの活用によって世界中の企業と個人が直接つながりを持ち、仕事の受発注を行なうことができる環境とソリューションを日々提供しています。インターネットを活用することで、社内リソースや従来付き合いのある個人・法人からだけでは得ることができなかったさまざまなアイデアの収集を実現したり、仕事を受ける側の個人にとっては、自分のライフスタイルに適した環境下での業務遂行や実績の積み上げが可能になります。今申し上げたことはクラウドソーシング利用のほんの一部分にすぎず、広く普及することで21 世紀の新しいワークスタイルを実現、そこから生み出される社会貢献を目的としています。