2019 年秋、日本最大級のウエディング特化型EC サイトを始動させるのが、元(株)ノバレーゼ会長、2017 年7 月に立ち上げた㈱ハイパードライブを指揮する浅田剛治だ。EC サイトのほかに飲食店と輸入家具の販売も手掛けている。一生に一度、数百万円のウエディング事業、そして何百円単位の飲食業、まさに対極ともいえるビジネスに挑んでいる。
創業間もない2019 年度から、積極的に新卒採用も行っている。そこで今回はゲストハウスに次ぐ、新たな事業展開とともに多角経営における人材育成についてお聞きした。
福永 ウエディング特化型EC サイトや飲食店など、2017 年3 月に(株)ノバレーゼ会長を退任されてから、わずか1 年ほどで着実に次なるステージへと歩まれています。初めに新会社を立ち上げられた経緯をお伺いできますでしょうか。
浅田 若い経営陣に未来を託すために経営権のすべてを売却し、ノバレーゼ会長を退任してから、2017 年7 月に新会社として㈱ハイパードライブを立ち上げました。これまでに培ってきた知識やノウハウを生かしたコンサルティング事業に加え、以前から関心のあった日常使いの飲食店に着手するほか、ホテルや飲食店向けのインテリア販売、消費者目線に立ったウエディング業界の仕組み改善とともに活性化に向けたEC サイトの開発を進めています。
福永 飲食店はどのような分野で展開されていらっしゃるのですか。
浅田 “気兼ねなく過ごせる日常使いのお店”を基本コンセプトに、都心を中心に展開しています。その1 つとして東京・銀座にかき氷などを提供する和カフェ「福禄壽」を開業しました。銀座は喫茶店など気軽に休める店舗が少ないこともあり多くの方に足を運んでいただいております。今年3月には、東京・田町にカレーショップ「カレー番長」もオープンしました。カレーの他、たこやきや餃子など日本人に馴染みのある日常食をテーマに「番長シリーズ」としてチェーン展開も視野に入れています。
福永 “番長”とはユニークな発想ですね。今後の展開を楽しみにしています。どころで、業界でも話題になっているウエディング最大のEC サイトの状況はいかがですか。