卒業後のビジョン
最後に、MMH 卒業後の展望について聞いてみました。
ホスピタリティ業界での実務経験が浅いため、まずは現場のビジネスをしっかりと学ぶ機会が必要だと考え、卒業後は、ワシントン DCのFour Seasons Hotel のManager inTraining Program として勤務を開始するそうです。
同ホテルには、業界でも指折りのスタッフが働いており、多くのことを吸収できる環境が今から待ち遠しいとのこと。
そこで、色々興味や適性を考えながら、5 年後10 年後には、同社のコーポレート部門で働くか、自分自身のビジネスを始めるか、さらなるステップアップを考えていると語ってくれました。
このインタビューを行う以前より、Dennis がアメリカ海軍出身でその後CIAに進学したことは知っていたものの、今回、その裏にField Medic としての人々のケアの経験があり、その経験が好きな分野であった料飲とともに、ホスピタリティ、そしてカスタマーエクスペリエンスという文脈で解釈され、将来のキャリアにつながっていくというストーリーを聞くことができ、とても興味深かったです。
また、お互いに「人々の経験をどうデザインするか」という共通のテーマを持ちながら、スクールをまたいだ幅広いプログラムで学んでいることがわかり、このように、学べば学ぶほど新たな興味関心の分野が現れ、さらにそれらを深める機会がスクールをまたいで幅広く提供されていることが、MMH そしてMBA を含めたコーネル大学全体の良さだと改めて実感しました。
第三回
大貫冬斗 コーネル大学 MBA 留学体験記
第三回: ホテルスクールのクラスメイト紹介
【月刊HOTERES 2019年03月号】
2019年03月08日(金)