Master of Management in Hospitalityでの経験
そして、2018 年の春にMMH プログラムを開始。自分のビジョンを「(料理やワインに限らず)素晴らしいカスタマーエクスペリエンスを提供すること、人々を心地よくさせること」と改めて設定し、ホスピタリティビジネスについて幅広く学んでいます。
同期のクラスメイトは55 名。中国やインドなど、世界各国から多様なバックグラウンドをもつ学生が集まっています。
ホスピタリティ専攻ということもあり、人当たりが良く、結束の強いクラスメイトに囲まれているとのこと。卒業生とのネットワークは想像していた以上に強くサポーティブであり、教授陣についても、入学前に期待した通り、ホスピタリティ業界での強いネットワークを持ちながら、かつ学生に対してオープンな教授が多いのがコーネルの良いところ。
そのような環境において、最近ではマーケティングやデザインシンキングなど、ホスピタリティビジネスのまた新たな側面を発見し、興味の幅が広がっています。
最終学期となる今学期の前半は、6 クラスを受講。(週間スケジュール参照)必修クラスに加え、Johnson MBA 等他スクールのクラスも受講しています。その中で、これまでに受講したクラスのベスト3 を挙げてもらいました。
❒Service experience management and marketing (Robert Kwortnik)
私も受講し、前回の連載にて紹介したクラス。
サービスビジネスにおける、カスタマーエクスペリエンスのデザインや分析・改善方法について、ホテルやレストランへのコンサルティングプロジェクトを交えながら実践的に学ぶもの。
Dennisは、この授業にてカスタマーエクスペリエンスについて学び、マーケティングに対する捉え方、考え方が180 度変わったとのこと。また、自らの過去の経験と照らし合わせて「カスタマーエクスペリエンスを追求したい」と気づかせてくれた貴重なクラスとのこと。
❒Design Charrette (Rhonda Gilmore)
College oh Human Ecology, Design and Environmental Analysis(DEA) の提供する3 日間集中クラス。短期間で新たなレストランビジネスのコンセプトからユーザーエクスペリエンスまでをデザインする。MMH 生だけではなく、建築やデザインを学ぶ他学部生とコラボレーションをしながらプロジェクトを進めるため、より実践に近いエクササイズとなったそう。
❒Advanced Business Modeling (Mark McCarthy)
エクセルを使った財務モデリングを学ぶ授業。内容は難しく試行錯誤しているが、今後のキャリアには必須なスキルでもあり、とてもためになる授業とのこと。
また、課外活動についても質問したところ、Cuvee Society というワインテイスティングの団体に所属をしているそう。CIA 時代にワインの授業を受けていたものの、テイスティングにて香りや味を判別するには日々の継続したトレーニングが欠かせないため、毎週2回、放課後にブラインドテイスティングのトレーニングに参加。ゆくゆくはコンペティションにもチャレンジしたいそうです。
第三回
大貫冬斗 コーネル大学 MBA 留学体験記
第三回: ホテルスクールのクラスメイト紹介
【月刊HOTERES 2019年03月号】
2019年03月08日(金)