コーネル大学のキャンパス
ジョンソンスクール Master of Business Administration
第一回目は、学校の概要をご紹介させて頂きます。
コーネル大学の経営大学院は、Samuel Curtis Johnson Graduate School of Management といいます。アメリカでは大学名に多額の寄付をした人の名前を冠することが多く、この学校では、SC ジョンソン社という家庭用化成品メーカーの創始者であるSamuel Curtis Johnson の名前がつけられています。学生の間では、ジョンソン(スクール)という愛称で呼ばれています。
私が所属するジョンソンスクールの2 年制MBA プログラムですが、ひと学年約270 名、2 学年合わせても約550 名と北米MBA プログラムの中では比較的小さなプログラムです。2 年制以外にも、1 年制プログラムや、ニューヨークシティのキャンパスで学ぶテクノロジー分野にフォーカスしたTech MBA 等があります。
2 年制MBA は8 月から21 ヶ月間のプログラムとなり、卒業時にはMBA(経営学修士)の学位が与えられます。ほぼすべての学生が職務経験を経て進学しており、約40 カ国から、ファイナンス、コンサルティング、マーケティング、エンジニア等、多彩な経歴を持ったクラスメイトが集まっています。ちなみに日本人学生は、私の学年には私1 名、ひとつ下の学年には2 名います。
勉強する内容は、必修科目と選択科目に大きく分類され、1 年目は必修科目(図参照)を中心に、ファイナンス・ストラテジー等、基本的なマネジメント科目について包括的に学びます。2 年目になると、はほぼすべてが選択科目となるため、より専門的なジョンソンスクールの選択科目や、ホテルスクール等他プログラムの選択科目を、各人の興味に合わせて受講することができます。
ジョンソンスクールのクラスメイトたちと。中央が筆者