私たちにとってのスコットランドは、昔もいまも上質だ。日本人はこの国のウイスキーという褐色の酒にあこがれ、学んだものだ。ジャパニーズウイスキーへの世界的な評価はこの国がもたらしたようなものだ。
そしてまた、スコットランドは欧州屈指の海産物の産地であることも見逃せない。遠洋魚から白身魚、甲殻類、養殖魚までさまざまな魚介類を世界に供給し、品質の高さで世界のトップシェフたちの創作意欲をかき立てる。この水産業、海産物という側面から見つめると、ひと味違ったこの国が見えてくる。スコットランドは飲んでも食べてもおいしい。