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㈱龍名館 専務取締役  濱田裕章 氏  新橋六丁目計画 開発準備 

連載 66 小さな会社のブランド構築

【月刊HOTERES 2018年09月号】
2018年09月28日(金)
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 連載も残り数回、建物も10 月中旬に竣工を迎えるということで、改めて今回の開業に向けた経緯について振り返りたいと思います。
 
 上述の通り、ホテルとしての個性を出していかなければお客様からの支持を得続けることは難しいとわかりつつも、なかなか体現させていくことはできていませんでした。そういった中、3 ~ 4 年ほど前に初めてブランドについて取り組みをしている会社で事例など含めて話を聞き、各社が具体的にどのような取り組みをすることでブランディングを目指しているかということについて触れました。
 
 いくつかご紹介いただいた中のひとつとしてアパレル企業があり、出店する立地によって店舗形態が異なってきますが、ブランドは守りつつ、どのように展開していっているかというお話がありました。出店する立地によっては複数階に店舗を構えるような広い造りもあれば、狭小スペースでもいかに店舗イメージを崩さない店造りをするかなどの工夫でした。ブランドを築いていくためにさまざまな取り組み事例があると思いますが、書籍ではなかなか触れられないリアルタイムな事例と具体的な話で、「次新たに店舗を作るときには、ぜひこの観点を取り入れたい」と思いました。もちろん既存事業に対しても十分に検討はできますが、建築レベルから取り入れていくには新規案件か改装のタイミングしかないため、当時すぐに着手はしておりませんでした。
 
 そこから約1 年後、今回の港区エリアに新規開業することが決定しました。1899というレストランをホテルにしていくことを決めましたが、レストランをどのようにホテルにしていくかについてはイメージがありませんでした。レストランでもホテルでも共通する一貫性、それは何だろう、それをどのように定め、どのように表現してくのか、それが今回の新規開発の最初の課題となりました。

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