“ 飲食を通してハッピーに!” をテーマに日々、イキイキとサービスの一線や専門学校の教壇で活躍しているのが岡田朋樹氏だ。大学生時代のアルバイトから料飲サービスの楽しさに目覚め、ソムリエやレストラン技能士1 級、唎酒師、西洋料理テーブルマナー講師を取得。通常のテーブルマナーを超える自称「ハイパー・テーブルマナー講師」として“ ライフワークをより豊かにする” をテーマに活動している。料飲サービスの研鑽に励む岡田朋樹氏に、今日までの経緯と料飲サービスの奥深さをお聞きした。
ホテル椿山荘 東京レストラン課
「レストラン・イル・テアトロ」
ソムリエ/TMフード&ビバレッジソリューションズ
岡田 朋樹氏
〈プロフィール〉1974(昭和49)年11 月生まれ。99(平成11)年~ 2008(平成20)年ホテル椿山荘東京(旧フォーシーズンズホテル椿山荘東京)でフレンチレストラン、イタリアンレストランに従事。学生時代のアルバイトから契約社員、社員へとキャリアアップ。退職後、08(平成20)年~ 14(平成26)年山仁酒店㈱に転職。14 年退職後、個人事業主となる。自称「ハイパー・テーブルマナー講師」として、ライフワークをより豊かにすることをテーマに活動。これからの社会を支える若手の育成に向け、エアトラベル専門学校講師を務める。と同時に、ホテル椿山荘東京「レストラン・イルテアトル」にてソムリエ兼サービスに従事。「飲食を通じて、幸せを!」「リズム・タイミングを大切に!」を主眼とし、飲食を通してハッピーになるために日々、研鑽に励んでいる
▶とても目がかがやいていますね。岡田様は料飲サービスに魅せられ、料飲にかかわるさまざまな資格を取得されるとともに、個人事業主としてライフワークを豊かにする活動や次世代のために教壇に立つともに、現役のサービススタッフとして活躍されているとお聞きしました。そもそも、これほどまでに料飲サービスに魅せられた経緯をお聞かせください。
学生時代、コンビニエンスストアでアルバイトをしていたとき、“いらっしゃいませ”って一体なに? と思っていたほど、接客業に向いていない性格でした。ところが当時、フォーシーズンズホテル椿山荘東京(現在・ホテル椿山荘東京)でフレンチとイタリアンのレストランにアルバイトとして従事したことをきっかけに、料飲サービスの楽しさに目覚めたのです。アルバイトを始めた当初は“岡田さんはこわい、考えごとをしているの?”と言われていましたが、お客さまと接し、いつしか“岡田君、ありがとう”とお客さまにお声をかけていただけるようになってから、もっとお客さまに喜ばれたい、楽しんでいただきたいと思うようになったのです。アルバイトから契約社員、社員というキャリアアップを経験する中で、“接客サービスとは?”“チームワークとは?”“仕事とは?”など、ワークライフに関する処世術を経験し、多くのことを学ばせていただきました。自分の引き出しを増やし、よりベストな接客サービスを提供するために、ホテル在職中にソムリエ、レストラン技能士1 級、西洋料理テーブルマナー講師を取得したのです。