ホテルやレストランが提供する商品やサービスに対し、その価値の最終的な判断をするのは顧客である。企業が、スタッフが顧客の目線に立ち、それを実行できているだろうか。
ずいぶん前からわれわれは「値段は顧客が決める時代だ」と発信してきた。ホテルやレストラン側がどれだけ この価格はリーズナブルだと考えていても、顧客がそうではないと判断すればゲストはついてこない。逆に価格が正当、リーズナブルだと感じれば顧客、そして市場もついてくる。つまり、新しい時代の主役は売り手ではなく買い手であるということだ。