社内での協議
社内で効率的に協議していくために、型を絞り込む前に、それぞれの型に対して色をつけていただくようお願いをしました。またイメージ写真のモデルさんの印象にも左右されてしまっていたため、服の部分のみを切り取っていただくなど、いくつかの調整をお願いしました。ここまでしていただくと私たちでもだいぶ想像ができるようになり、社内で協議がしやすくなりました。
ある程度協議を進めていきましたが、現在定例会議のメンバーは男性6 名に対して女性1 名。また国内外様々な方に印象を与えるものでもあり、もう少し多くの人数でオープンに協議をした方が良いのではないかと意見が出ました。確かにコンセプトにそっているかという部分も大切ですが、感性を刺激する要素でもあるため、細かい部分については限定的なメンバーだけで協議しない方が良い方向にまとまりそうです。
全社からの意見収集を目指して
大まかな方向感と候補が出てきた段階で、冒頭で記載しているデザイナーによるプレゼンテーションを実施しました。細かいデザインコンセプトについても私たちより直接デザイナーが語った方が伝わりやすいとも思いました。今後の展開として、このプレゼンテーション時に出た意見を参考に発散と収束を繰り返し、さらに候補を絞った上で全社からの意見を募る予定です。より良い制服を作るためという理由に合せて、新規ホテルに対する社内の目線を集めるためにも、全社を巻き込んだプロセスが重要と感じています。
その後は細かい色や生地素材など細部を詰めていきます。素敵な制服が出来上がるのが楽しみです。
連載 51
㈱龍名館 濱田裕章氏 新橋六丁目計画 開発準備 小さな会社のブランド構築
連載 51 制服、社内での協議
【月刊HOTERES 2018年04月号】
2018年04月13日(金)