身なりで判断するホテルになるな
このところ異業種団体からも急激に講演依頼が多く舞い込んでくるようになった。ここにきてやっと社員教育の大切さを痛感されたのか、あるいは他社と比べて自社の社員のレベルの低さを気にする企業が増え始めたためと思われる。市町村は違えど先週は、偶然にも同じY 県の5 企業から講演を頼まれて行ってきた。講演後はどこの企業でも講師を囲んでの食事会を用意されていたが、ある企業の一人のオーナーさんから、ホテルに対し不満
が溜まっていたと見えて、次のようなぼやき節を聞かされた。自分は出張でよく県外のいろいろなホテルを利用する機会が多いが、たまたま出張ではなくプライベートで他県のお祭りを見に行ったとき、自分としては日帰りのつもりで、ホテルを予約しなかったが、思いのほか疲れたので駅前のホテルに行き今日は泊まれるかたずねたとき、ネクタイもせずあまりにもラフな格好だったためか、フロントマンから「お客さんうち高いですけど大丈
夫ですか…」と言われたという。まさかと思いますがホテレスの愛読者のリーダーの皆さん。貴社の現場ではこんなことは起きていませんよね。その方は身なりで判断するようなホテルには、もう出張も含め2 度と泊まらないと言っていました。
第6回
次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術これからの人材育成 鈴木 忠美
第73回 「社員教育に休む暇はない」
【月刊HOTERES 2015年07月号】
2015年07月01日(水)