映像はそのときの表情や声などを再現するだけではなく、創り出された映像により感動を与え、新たな市場を切り開くことができる無限大の力を持っている。日常生活においても映像は欠かせないモノであり、今後はグローバルな視野の中で言葉の壁を超えて感動を伝えることができるものとして、その存在価値はますます高まっている。そこで今回は“全員社員カメラマン”を提唱し、ウエディングを核に、映像の無限大な可能性を追求し続けている㈱ムーブ 宮脇英雄社長に人材育成や職場環境作りなどをお聞きした。
㈱フェイス 代表取締役 福永 有利子 氏
㈱ムーブ 代表取締役社長 宮脇 英雄 氏
福永 ウエディングにおいて映像は欠かせない存在です。生い立ちビデオやエンドロールなど、
友人たちによるサプライズ映像も含め、スクリーンに映し出されています。記録型映像も年々、受注数は減少しているものの、新郎新婦にとって最高な一日とそのときの感動をよみがえらせるものとして、根強い人気があります。御社はウエディングを核とした映像制作に取り組まれていると聞きました。はじめに今日にいたるまでの経緯をお聞かせください。
宮脇 2000年2月の創業当初から、ウエディング業界において映像の可能性を追求し続けています。私たちの存在価値は皆さまを感動に誘う『非日常的視点と発想』から制作される映像を提供することです。そのために流れ作業ではなく一つ一つを手仕上げしています。手仕上げすることで工程の一つ一つにスタッフの魂が注ぎ込まれます。その魂は最高の作品となりお客さまの感動、満足、笑顔を生み出す力を持っています。機械ではできません。全スタッフのお客さまに対する熱い思いがあるからこそ、実現できることです。ウエディングの映像としては後発でしたがこの信念や貫き通している姿勢に評価をいただき、本拠地である名古屋や関西において国内外のラグジュアリーホテルにて活動できるまでに至ったのだと思います。当社にとってまさに人材こそが会社の資産です。