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連載 46 濱田裕章  小さな会社のブランド構築 

連載 46 新橋六丁目計画 開発準備

【月刊HOTERES 2018年02月号】
2018年02月16日(金)
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備忘録:専任の開業準備チーム
 
 弊社は17 年3 月期で社員71 名。決して少なくはありませんが、既存施設の運営を考慮するとすぐに現場から人を抜くことはできません。今回弊社では専任スタッフを配置できたのは17 年10 月。開業13 ヶ月前です。実際に業務を任せて感じることは、やはり日頃の業務のスピード感と質が違います。私自身、他の業務もあるため多少目線が外れることがあり、なるべく早い段階から専任スタッフがいる価値を感じました。また、他ホテルの視察や、アイディア出し、多少期間をかけても良い業務については人数がいた方が良いため開業準備チームは4 〜6 名いると良いと感じました。今回弊社は4 名のチームで行なっていました。
 
備忘録:ブランド構築からの展開
 

 今回身をもって勉強できたことは、ブランド構築した後のホテル設計をした流れでした。これまでもコンセプトを決めて、ハード面やソフト面の設計に臨んではいましたが、今回構築できたブランドが非常に細かく多方面からの視点でまとめられ共通認識が持ちやすいものに仕上がりました。おかげで内装設計・デザイン、BGM、制服、食事、販促物、それぞれの企画の際にガイドラインを使用することで、今回のホテル1899 東京の目指すものを十分に共有することができ、円滑に進んでいます。どのようなものを目指すのか、そこにどんな価値があるのか、お客様はどんな体験ができるのか、それらを定める重要性を身をもって認識でき、今後の弊社の開発にとって、大きな経験になったと感じています。

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