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連載2 “NO STAY NO LIFE” ~ オンリーワンの宿づくり ver.2 ~   

連載2 〜 思いの事業承継 〜 引き継がれる “宮島” DNA ホテル宮島別荘

【月刊HOTERES 2017年12月号】
2017年12月01日(金)
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「地方創生」が言われる中、しっかりと地域に根をはり、ユニークな試みで、まっとうな経営を行なっているオンリーワンの宿がある。われわれは、そんな宿を伝えたい。本連載は、林田研二が自身の目で優れた宿を厳選し、取材し、写真と文章で紹介する連載企画。第二回は独自のブランディングで運営を開始した広島・宮島にある「ホテル宮島別荘」。「ホテル宮島別荘」は㈱錦水館が創業100 周年記念事業として、錦水別荘のリブランドを行ない新規開業した宿である。来年度には五代目社長の武内恒則氏(愛称:トニーさん)が息子の武内智弘氏に代を引き継ぎ新しいスタイルのホテルを目指すという。トニー武内社長をインタビューした。

㈱錦水館 代表取締役社長
武内恒則氏

〈プロフィール〉1954 年広島県宮島生まれ。小学校まで宮島で育ち中学から親元を離れる。学習院大学経済学部で学び、観光事業研究部活動で旅と観光を体験。卒業後、日本ホテルスクールに入学し、途中で宿を継ぐために宮島へ帰郷。80 年宮島ロイヤルホテルを新規開業。89 年錦水館を新築開業。95 年代表取締役に就任。愛称はトニー。『一生勉強一生青春』がモットー。趣 味はだじゃれとブルーグラス音楽と料理と研修と読書。自称ミーハーの63

「ホテルはエンターテインメント!」
大人のための宮島の我が家

❐ まずは、新規開業おめでとうございます。先ほど館内を拝見させていただきましたが、とても楽しい気分に浸ることができました。まずは開業に至るまでの経緯を教えてください。


 宮島は、国内外から年間約400 万人以上の観光客が訪れる観光地です。世界遺産にも登録され、今後ますます観光需要は高まってくると予想しています。

 最初の開業は、私が25 歳のとき、1980 年に宮島ロイヤルホテルという名前で新築しました。運営スタイルを変えるたびに3 回の名称変更を行ないました(宮島ロイヤルホテル→錦水館別館→錦水別荘)。錦水別荘は錦水館の第2 ブランドとして経営を続けてまいりましたが、施設の老朽化や耐震補強のため大規模改修が必要になりました。そこで錦水別荘を今後どうするかについて、私と専務である長男ともちん(武内智弘氏)を中心に宿のコンセプトや新たな宿としての事業計画を考えました。

 当時、錦水館の設計に参加していた知人のNSP 設計の柴田副社長に設計を依頼して事業計画モデルを作り、大規模改修工事と合わせこれを機会に全く新しい形のホテルとして生まれ変わることを決定し、このホテルプロジェクトがスタートしました。

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