ジャパニーズ・ホットスプリング
温泉と言えば、ドイツの「バーデン・バーデン」や、イギリスの「バース」、チェコの「カルロヴィ・ヴァリ」などが有名だが、その多くが日本の温泉のような浴場ではなく、「SPA」とよばれる健康目的で癒やしや安らぎを提供する施設となっている。日本ではこれらに宿泊施設を連結しテーマパーク化したのが、「箱根小涌園ユネッサン」や「フェニックス・シーガイア・リゾート」である。その草分け的存在が「スパリゾートハワイアンズ」であろう。これらの施設では外国人の姿を見かけることも多くなった。水着着用で楽しむことができるので、日本の温泉旅館や銭湯での入浴の方法に比べ、気を使わず外国人でも簡単に利用できる。最近は温泉旅館などで、このように水着着用で家族風呂や露天風呂を開放し、学生の友達同士や外国人が利用するなど、これまでと違った風呂の活用が盛んになっている。
第3回
超実践的 Inbound Tourism
第17回「温泉」
【月刊HOTERES 2015年06月号】
2015年06月03日(水)