㈱タイソンズアンドカンパニー 代表取締役社長 寺田 心平 氏
弊社の1 号店であるティー・ワイ・ハーバーは2017年4 月に20 周年を迎えます。会社もこの20 年でいろいろと変化してきました。最初の10 年はシカダ、ビーコン、ウォーターラインとゆっくり基盤を作り、次の10 年は発展期で出店が加速し、代官山や表参道での展開だけでなく新会社を設立しての和食店・雷庵、エル・カミオン、そしてクリスタなどと新しいチャレンジにも続けて取り組んできました。一方スタッフの増加に伴い、会社組織の構築や教育体制の整備に注力し、会社を強くするために将来へ向けていろいろな観点から準備を進めてきたつもりです。
そんな弊社の10 年後、正直なところ面白そうかどうかが出店の判断基準である自分にとっては、特に長期の出店計画があるというわけではありません。ただ確実に言えるのは、この業界で生きていく人たちにさまざまな機会を提供していきたいと強く思うこと、そしてもともとアジア志向だった自分はアジアとのかかわりを大切にしていきたいと思うこと。
AI が進化すればウェイターという仕事はほとんど消滅するという話を聞いたことがありますが、そういう時代だからこそ人という要素を大切にする飲食店は逆に存在価値があるのだと思うし、さらに10 年後にはティー・ワイ・ハーバーが30 周年だと笑って言えるような日を迎えたいものです。
㈱タイソンズアンドカンパニー
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