シンガポール、東京、香港の頭文字を取った「Sintoho」。すしカウンターや鉄板焼きもある
Executive Chef, Matteo Guida氏との記念の1枚
FS/LP の館内に一歩踏み入れると、1820 年代帝政ロシアの華やかなりし宮殿の香りが飛び込んでくる。エントランスホールから太い円柱の続く回廊は、天井の精緻な彫り物と相まって重厚感あふれる造りである。圧巻はホール奥に佇むステアケースだ。白亜の大理石にゴールドの紋様を付けた華麗な階段と、レリーフで飾られた壁面の空間は息をのむくらいのオーラを放ちホテルの白眉と言える。
中心部に位置しトップライトから淡い陽光が入るオールデイダイニング「The Tea Lounge」
オールデイダイニング「The Tea Lounge」の朝食風景
スパ施設「Luceo Spa」は伊フィレンツェの世界最古の薬局「Santa Maria Novella」のオイルを使用したアロマセラピーが人気だ
小原 康裕
ホテルジャーナリスト
慶応義塾大学法学部法律学科卒。74年Munich Re 入社。85 年築地原健㈱代表取締役。2001 年投資顧問会社原健設立、代表取締役CEO。JHRCA、日本ホテルレストランコンサルタント協会理事。
www.jhrca.com/worldhotel
現在、筆者のホームページで「世界のリーディングホテル」を連載中。多くの美しい写真と興味深いコメントで、世界中のホテルとそれら関連都市を紹介。
おかげさまで拙著書「World's Leading Hotels」は好評を頂いておりますが、写真集第2 弾「World's Prestige Hotels 世界の名門ホテル」をこの度、発刊しました。世界最高峰のホテルの華麗な写真と解説をぜひお読みください。