2006 年1 月、英国IWPA-UK の姉妹協会として設立され、2007 年の英国IWPAUKの解散後は、IWPA の本部機能を担い、フリーランスウエディングプランナーの育成、支援をしているのが一般社団法人IWPA 国際ウエディングプランナー協会だ。時代に合ったトレンドを知るだけでなく、時代を越え、流行を越え、変わることのない本質を追究しつづけている。谷藤進会長に業界の課題、協会としての今後の展開をお聞きした。
福永 いち早く、フリーランスのウエディングプランナーに着目され、IWPA 国際ウエディングプランナー協会を立ち上げられ、全国各地で貴協会にかかわるウエディングプランナーの皆さんが活躍されておられますが、現在、何名くらいの方が所属されてますか。
谷藤 現在、北海道から沖縄までで80 人のフリーランスウエディングプランナーがいます。関東エリアが20 人、九州が10 人います。毎年7 月に行なわれている全国大会では関係者も含め110人が集まり、IWPA の基本的な方針や今後すべきことを明確にし、当協会としての目指すべきもの、各人が目指していくべきことを明確にするとともに、個々が再認識する機会を設けています。またウエディングのみの知識や関係者との交流ではなく、幅広いコミュニティを図れる場の提供も行なっています。
福永 具体的にはどのようなことを実践されたのですか。
谷藤 今夏7 月に行なわれたウエディングセミナー&ビジネス交流会では医療を中心にあらゆる角度から女性支援に尽力されている対馬ルリ子先生にご登壇いただき、「女性の心と体の健康について」お話いただきました。女性ライフクリニック銀座院長 産婦人科医 医学博士である対馬ルリ子先生は、テレビや雑誌などで大変活躍されていらっしゃる方です。女性が多い業界で奮闘するウエディングプランナーの話をさせていただいたところ、ご多忙の折りご快諾いただきました。ウエディングプランナーが元気で美しくかがやき続けるとともに、お客さまである新婦の精神的な健康にも配慮できるプランナーであってほしいという思いからです。一般社団法人日本クリニカルセラピスト協会 代表理事を務めている小林彩起子先生にもご快諾いただき、自己回復力を高める方法をお話いただきました。対馬ルリ子先生には懇親会にもご参加いただき、第一線で活躍されている先生との交流を通じて自己啓発や抱えるさまざまな不安やビジネスマンとしての課題を解決させる糸口になればと思いました。