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第227 回 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 〜ホテルのシステム思考〜 

第227 回『ホテル内のショッピングアーケード』

【月刊HOTERES 2016年07月号】
2016年07月15日(金)
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北村剛史
Takeshi Kitamura
㈱ホテル格付研究所 代表取締役所長
㈱日本ホテルアプレイザル 取締役
不動産鑑定士、MAI( 米国不動産鑑定士 )
MRICS(英国王室認定チャータードサーベイヤーズ)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である㈱日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事史

 
 今回は、ホテル内テナント(店舗)の存在意義について考えてみたいと思います。ホテルによっては、物販店から飲食店、その他サービス提供を行なうテナントによるショッピングアーケードなどが設けられているものもあります。ホテルと顧客との「価値共創」が求められる成熟したホテルマーケットにおいて、ホテルのコンセプトがテナントにも共有され、ホテルでは提供しきれないサービスや商品をそれらテナントが提供し補完することで、ショッピングアーケードなどをホテル、顧客、テナントが一体となった新たな価値共創の「場」の一つに進化させることができます。
 
 テナントとホテル間の契約条件では、大きく固定賃料のみの場合とテナントの売上に応じて賃料が決定されているもの、固定賃料と歩合賃料を混在させたものまでさまざまです。またホテルの婚礼事業に関連するテナントでは、ホテル事業と強く関係性を有しています。ホテル事業に関係する場合には、スペースレンタルである不動産賃貸借契約ではなく、運営委託契約とし、売上高の80%から90%などを委託料としてホテル側が支払っているケースも多く見受けられます。

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