グーグル広告営業本部
鍋嶌知子統括部長
〈profile〉大学卒業後、シェラトン都ホテル東京に勤務、コーポレートセールスなどの業務を担当。その後、OTA 大手Booking.com にて旅行業界でのデジタル活用を提案する。Google では、中小・中堅企業向けのデジタル広告の推進を行なう。
インターネットがホテルの集客にとって欠かせないツールとなった現代。このシリーズではグーグル日本法人とともに、いかにしてこのツールを有効活用し、マーケティング戦略を立案していくべきなのかを研究していく。
自社ウェブの戦略立案に役立つ
Google アナリティクス
「自社サイトを有効活用するためには、現状の問題点を洗い出し改善していくことが不可欠です。次の有効な経営戦略や事業戦略の立案に役立てることもできます。その現状の問題点を知るために役立つのがウェブアクセス解析ツールなのです」とグーグル広告営業本部の鍋嶌知子統括部長は語る。
グーグルでは無料のウェブアクセス解析ツールとして「Google アナリティクス」を提供している。今回はこのツールについて詳しく見ていこう。具体的なリポートは次の5 種類。
(1)リアルタイムリポート
その瞬間に訪問しているユーザー数、国、地域、デバイス、検索キーワードなどが分かる。
(2)ユーザーリポート
一定期間のユーザー数や見られたページ、新規セッション率、離脱したユーザー数、男女比率、ユーザーの年齢や興味関心などが分かる。
(3)集客リポート
訪問者が検索やFB、ツイッター、ブログなど、どんなツールを経由してきたのかなどが分かる。
(4)行動リポート
ページの滞在時間、ページ間の移動、サイトの表示速度などが分かる。
(5)コンバージョンリポート
自ら設定した目標( 画像の閲覧、DL、SNS のシェア、会員登録など)の達成率などが分かる。