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第9 回 オンライン広告がマーケティングの常識を変える 

【第9 回】モバイル広告の重要度とリマーケティング広告

【月刊HOTERES 2016年05月号】
2016年05月06日(金)
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グーグル広告営業本部の鍋嶌知子統括部長
〈profile〉大学卒業後、シェラトン都ホテル東京に勤務、コーポレートセールスなどの業務を担当。その後、OTA 大手Booking.com にて旅行業界でのデジタル活用を提案する。Google では、中小・中堅企業向けのデジタル広告の推進を行なう。
 

モバイルの重要性を再認識しよう
 スマートフォンなどの浸透に比例し、今後、ますますモバイル広告の重要度が増していくのはまぬがれない事実だ。グーグル広告営業本部の鍋嶌知子統括部長は次のように力説する。
 
「ホテル業界ではモバイル経由の予約が2014 年度から右肩上がりで増えています。14 年と15 年を比べると2 倍以上となっています。右肩上がりのモバイル広告の現場でどのようなトレンドがあるのかを改めて知ることが大切ですね」。
 
 特に旅行者は、旅行中のリサーチや購入などに関わる情報の多くをモバイルから得るので、インバウンド客が急増している現状においてますますモバイルが重要になるだろう。こうした中、グーグルはユーザーが、何かをしたいと思う瞬間を逃さないことを提唱する。
 
「何かをしたいと思う瞬間には主に四つあります。それは、I wan to go(行ってみたい)、I want to know(もっと知りたい)、I want to do(やってみたい)、I want to buy(すぐに買いたい)です。これらをかなえるためにスマホなどを手にした瞬間をグーグルではマイクロモーメントと呼んでいます。このマイクロモーメントは、購買やブランディング向上のために、消費者と広告主が結び付く瞬間でもあります」。
 
 そこでモバイルにおいて自社の情報がきちんと露出されているかどうかを確認する必要があるのだ。

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