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第8回 Google オンライン広告がマーケティングの常識を変える 

【第8回】広告オプションのしくみと活用方法

【月刊HOTERES 2016年04月号】
2016年04月01日(金)
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インターネットがホテルの集客にとって欠かせないツールとなった現代。このシリーズではグーグル日本法人とともに、いかにしてこのツールを有効活用し、マーケティング戦略を立案していくべきなのかを研究していく。

グーグル広告営業本部の鍋嶌知子統括部長
〈profile〉大学卒業後、シェラトン都ホテル東京に勤務、コーポレートセールスなどの業務を担当。その後、OTA 大手Booking.com にて旅行業界でのデジタル活用を提案する。Google では、中小・中堅企業向けのデジタル広告の推進を行なう。

コールアウトでキャッチ
フレーズを表示
 
 今回のテーマはGoogle アドワーズの検索連動型広告の広告オプションについて、グーグル広告営業本部の鍋嶌知子統括部長は次のように話す。
 
「当社の検索連動型広告の基本形は『広告見出し』『表示URL』『広告文1』『広告文2』で構成されます。このうち広告文2 に関しては、表示されない場合もあります。例えばモバイルなどの場合、広告の分量が多いと読みづらいため、見やすさを優先して自動的に表示・非表示を判断します。加えてお店やサービスに関する追加情報を表示する広告フォーマットが、広告表示オプションです。広告表示オプションを使用しても、クリックされたときのみ課金されるという仕組みは同じなのでぜひ活用していただきたいですね」。
 
 広告表示オプションにはさまざまなものがあるが、まず取り入れたいのが広告効果を高めるための「コールアウト」と「サイトリンク」だ。
 
「コールアウトとは、広告文章に追加する形で短い文章を入れることができるというものです。これは広告主がどのようなサービスを扱っているのかを伝えるために添えます。広告文を補うような形で『24 時間年中無休サポート』や『予約手数料無料』などの文言を表示すれば、広告文でうたうほどではないが、顧客に安心感を与えられるなどの効果も期待できます」。
 
 ホテルに置き換えると「直接予約で無料Wi-Fi」や「天然温泉付き」、「展望大浴場あり」、「駅から至近」、「タイムセールプラン」、「GW に泊まれる宿」などのキーワードが考えられる。ただし一つのコールアウトは、四つまで各12文字(半角は25 文字)の文字数制限があるので分かりやすく端的な言葉を選ぶことが重要となる。

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