自分たちのバジェット
ニューヨーカーのカップルは、自分たちのバジェット(予算)を心得ています。
その範囲で、どんな挙式やパーティができるのか、友人たちとも相談しながら企画し、ロウアー層であれ、お招きしたいゲストに対して精一杯のことをしていきます。
挙式を市で行ない、自分たちのガウンなどで節約し、パーティーに予算を残します。
アッパー層は、バジェットが豊富にありますので、自分たちの時間もお金に代え難いと考え、プロデュースフィーにバジェットをかけることは当然と思っています。ウエディングプロデューサービジネスが成り立っている理由でもあるのでしょう。
市庁舎窓口(Office of the City Clerk)
登録や挙式をするために、当然、順番を待たなければなりません。
多くのカップルでいつも待合室はいっぱいです。
思い思いのガウンを身につけ、幸せそう。待ち時間には、ホール内に設置されている簡易な写真撮影の空間があります。NY CITY の写真が壁紙として貼ってあり、それをバックにカップルが写真を撮っています。
ゲイカップルに写真を撮って! と頼まれて、シャッターを押してあげたこともあり、責任重大でしたが、なかなかいいショットが撮れ、ほっとしたことを思い出します。
確か、当時NY 州のゲイ結婚が法律でIn Lowになった年だったと思います。
ですから、とてもハイテンションなはずですね。
2015 年6 月、連邦最高裁判所でのジャッジで憲法解釈の見直しが下され、全ての州でIn Low になりました。
Vol. 13
NEW YORK EYES 海外の拠点 ニューヨーク情報
Vol. 13 NY 市庁舎―1 格安CIVIL WEDDING
【月刊HOTERES 2016年04月号】
2016年04月15日(金)