昨今、特に都心ホテルマーケットでは宿泊需給が逼迫しており、客室予約が取れない、あるいは客室料金が出張旅費支給額を大幅に上回ってしまい、「ビジネス出張難民」という表現まで聞かれるようになりました。仕方がなく出張旅費予算を上回る価格を受容する人もいれば、多少宿泊エリアを広げて宿泊先を探す人も増加し、それら宿泊需給の不均衡は都心外のホテルにも影響を出しつつあります。
このような環境において、前回の客室料金に関する考察では、需要量と供給量との均衡点である市場価格ではなく、需要者側が支払っても良いと考えている「需要者側価格」がどのようなものなのかに関する弊社の調査結果をご紹介しました。
第210 回
北村剛史 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 〜ホテルのシステム思考〜
第210 回 『客室料金改定率に関する市場調査』
【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月11日(金)