最近、いつ履歴書(あなたという商品説明書)を更新しましたか?
上場会社は四半期(3カ月)に一度戦略や概況、業績数値を株主(投資家)に開示しています。非上場会社で義務なき法人は1年に一度、年次決算という名のもとに開示以外同様のことを行っています。
あなたは個人という商品として上場を目指していますか、それとも非上場?
実際の3カ月はあっという間ですが、それでも何らかのプロジェクトの立ち上げやその結果を問われるには十分な場合もあります。それらにいかに貢献をしたかがあなたの商品価値を上げる事になります。更新できないということは何も参加せず、何もしなかったということでしょうか?
3カ月があまりにも短いと感じるのであれば半年に一度は履歴書(自分商品説明書)と向き合うことを勧めます。
ここでいう履歴書はコクヨの定型フォーマット(学歴、職歴を単純に年代順で並べるもの)ではなく実績を中心としたプロフェッショナルな経歴書です。
特に達成したこと、貢献したことを個人としてチームとして(チームプレーができるのか? またその中でどういう役割を担ったのか?)表現して下さい。可能な限り数値化することもお忘れなく(xx件販売した、xxポイント獲得した、xx分間業務を効率化した等、過去とあるいは他の基準と比較してどの位の影響があったのかを効果的に記述)。
日本人は謙虚で控えめ、ともすると物事を無意味に矮小化してしまうことがありますが、こと経歴書にはこれは当てはまりません。嘘や尊大に見せる必要はないですが、引っ込み思案にキャリアアップは見込めません。
また、国内ですとコクヨの定型フォーマットで履歴書を済ませる方が多いですが、定型フォーマットで得られる情報は少なく、会ってみようという気にさせるのは困難です。
したがって、外資系で当たり前に使われているカバーレターを用意するとその人の意気込みや実際に行ってきたことの紹介ができ有用になります。そのベースが実績を中心とした経歴書となります。
もちろん、学歴や取得した資格、使える言語、そして場所の移動を伴う任務に就くことができるのか、今の職務以外の代替的な職務は何に興味をもっているかを自身の考えとして履歴しておいて下さい。