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第11回 木村滋久のNZワイナリー日記 

第11回「キムラセラーズヒストリー その6 —つむがれた奇跡—」

【月刊HOTERES 2016年02月号】
2016年02月12日(金)
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記念すべきキムラセラーズ初ヴィンテージのラベル

やりがい溢れるヴィラマリアでの仕事
 
 ヴィラマリアは素晴らしいワインを輩出するワイナリーというだけでなく、労働条件や人材育成環境などもしっかりと整っており、加えて優秀なスタッフ達とそのチームワークに、離職者もほとんど出ない魅力ある会社でした。その醸造チームの社員になった私は、ブドウジュースからワインへの発酵管理、商品として流通するまでのプロセスを学ぶ日々が始まりました。ヴィラマリアの醸造所ではさまざまな機材を使い、何千、何万リットルのワインを扱うため、一つのミスが大きな影響や損害をもたらすような仕事がたくさんあります。過去の経験でいえば、リザーブワインの入っている樽をフォークリフトで運ぶ仕事。これには身震いしたものです( 笑)
 
 そんな環境で一日一日色々な事を学びながら、2 年目の収穫期、気が付くと私は赤ワインチームの現場監督になっていました。

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