カルビン・ユー氏。2020年のプレオープンから「パーク ハイアット 蘇州」に加わり、淮揚料理専門レストラン「Xizhou Hall」の料理長を務める。常に伝統と革新を融合させた淮揚料理を生み出すことに定評がある。本イベントの初日には来日ガラディナーも開催された
中国宮廷料理の伝統を受け継ぐ北京・上海料理の名店として、高い評価を誇る「ハイアット リージェンシー 東京」の「翡翠宮」。同店がこの度、「パーク ハイアット 蘇州」の中華料理レストラン「Xizhou Hall」のカルビン・ユー料理長を招聘し、スペシャルメニューを期間限定(※2024年6月30日まで)で提供する。スペシャルメニューはランチコース1種、ランチ・ディナー共通コースが2種、その他にアラカルトでも提供される。
「Xizhou Hall」は中国屈指のレストランガイド“ブラックパール(黒真珠) レストランガイド” で3年連続 で1ダイヤモンド(※1つ星に相当)を獲得し、さらに「Predigest Award」も受賞した淮揚(わいよう)料理の人気店だ。カルビン氏は卓越した中国料理の技法と斬新なアイデアを融合させた革新的な淮揚料理を生み出すことに定評がある。
因みに日本ではあまり耳慣れない淮揚料理だが、中国四大料理のひとつとして数えられ、揚州、蘇州と共に発祥の地のひとつとされる淮安は昔から“美食の街”として知られている。同料理の特徴には細切り豆腐の“干絲”などに代表される繊細な包丁使いの技や、素材の味を活かす穏やかな味付けがあげられるが、カルビン氏が表現する料理からはこれらの技術と共に発展してきた同料理の奥深さが伝わってくる。
また淮揚料理には使用する食材について“地の素材を使い、土地の料理を作る”という特徴があるといい、今回のイベントにおいても極力現地での味わいそのままにお客さまに料理を提供したいと、日本の食材を使用しながらも現地の味わいを再現することに注力したという。むろん日本で調達する食材のクオリティにも妥協はなく、カルビン氏は日本到着後すぐに豊洲市場へと足を運んだそうだ。その意味では、今回のイベントは“日本食材”を用いた淮揚料理のエスプリを食せるまたとないチャンスだ。さらに今回「翡翠宮」はカルビン氏の料理をより豊かに味わってもらいたいと、中国ワインや中国酒を用いた限定ドリンクメニューも用意した。
本取組みはホテル中華の名店だからこそ提案し得る、 “中国食文化”のガストロノミーだといえる。
「ハイアット リージェンシー 東京 中国料理「翡翠宮」
https://www.hyattregencytokyo.com/restaurant/hisuikyu/tabid/104/Default.aspx
担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp