施設エントランス。ビアテラスには、アジアンかつ近未来的なデザインのネオンカラーに縁どられたゲートをくぐって入っていく
二子玉川の夏の風物詩、「二子玉川ライズ」が今年オープンしたビアテラスはアジアをテーマにした「PREMIUM BEER TERRACE yum yum Asia(以下、「yum yum Asia」)」。台湾の夜市やソウルのナイトマーケットを彷彿とさせるカラフルな彩りに、ネオンカラーを用い、解放感的な雰囲気の空間デザインで、二子玉川にアジアな雰囲気の中で夏の夜を楽しめるビアテラスを登場させた。
そんな「yum yum Asia」がコロナ禍以降初の、全面的な規制緩和を許された夏に用意したのは、ちょい飲みからガッツリ飲みまでお客さまのニーズに合わせて楽しめる多様なドリンクメニューに、同施設お向かいに位置し、「二子玉川ライズ」の中でも常に人気上位にランクインする飲食店である「マヨルカ」がプロデュースするアジアンテイスト満載なフードメニューだ。ちなみに、このフードメニューの構成に「マヨルカ」のプロデュース力を感じるのが、彼らが提案する“アジアンテイスト”には中華や韓国といったメジャーなアジア料理だけでなく、シンガポール、マレーシア、フィリピンといった“コアアジア”なテイストまで含まれており、フードメニューをコンプリートすることで二子玉川にいながら、“食のアジア旅行”を体験できてしまうようになっているのだ。
また、ドリンクメニューにも注目だ。マスターズドリームや黒も含めた“ザ・プレミアム・モルツ”のフルラインナップに加え、昨年の発表以来、“新たなビールの楽しみ方”だとこれまでビールをあまり飲まなかったお客さま層も数多くファンにしている“ビアボール”をベースにしたカクテルがいろいろと用意されている。特に、昨今若者の間で流行っているクラフトコーラテイストの“チャイスパイスコーラ”や色変がSNSで人気のバタフライピーと合わせたものなど、フード同様にアジアテイストを楽しむことができ、空間演出同様にメニュー提案も“カラフルでポップ”な楽しさ満載だ!
近年は地元やお買い物で同地を訪れるお客さまに加え、オフィス棟に通うオフィスワーカーのお客さまも加わり、ゆったりした滞在からおひとりさまでのちょい飲みまで、お客さまの利用の仕方も多様化している。そこで、同施設ではさまざまなシーンで楽しんでもらいたいとの思いから、料理やドリンクのコース設定をせずにアラカルトで楽しめるようにし、席の予約制も敢えて導入せず、フリースペースにしたという。
「yum yum Asia」は一般的な店舗とは個性を異とするビアガーデンだが、職住近接エリアで展開するビアガーデンの優良なロールモデルとなる取り組みだといえる。地方都市の職住近接エリアや地方創生におけるイベント事業等の担当者にはぜひ、視察に訪れてもらいたい店舗だ。
PREMIUM BEER TERRACE yum yum Asia
http://premium-beer-terrace.com/
担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp