店舗内観。渋谷駅から徒歩5分ほどの場所にありながら、隠れ家的な要素を併せ持つ立地となっており、楽しさとおちつきがいいバランスで居心地のいい空間を作り出している
渋谷にまたひとつ、魅惑的な飲食店が誕生した。名古屋で「魚河岸本舗 ぴち天 本店」や「炭焼きうなぎ・かしわ 登河」、「錦三山車楼」など人気店を数多く経営する「㈱まつりグループ」が、シグネチャーブランドである「ぴち天」を率い、東京に初出店したのだ。東京進出に際し同社代表取締役社長の飯田氏は、以前から東京での出店を視野に入れる中で折に触れ交流を深め、さまざまに相談してきた「エイジアキッチン㈱」代表取締役・吉﨑英司氏と共に「東京カーニバル㈱」を起ち上げた。吉﨑氏といえば、渋谷・三軒茶屋エリアで数々の人気店を作り上げてきた渋谷系飲食店経営者の“トップランナー”だ。
「ぴち天」の東京進出にあたっては、「成ル」など渋谷・三軒茶屋エリアで人気飲食店をさまざまに手掛る「エイジアキッチン㈱」代表取締役・吉﨑英司氏(画像左)とタッグを組んだ(画像右は「㈱まつりグループ」代表取締役社長・飯田昌登氏)
ちなみに名古屋の「ぴち天」店舗はいずれも100席以上の大型店となっており、25席となる渋谷店は規模がかなり異なる。そこで渋谷店は、味わいやこだわりなどコンセプトはそのままに、食材のクオリティをあげ、客単価も名古屋は平均4500~4800円なところを7000円想定とするなど、アップグレードした店舗展開にした。そのこだわりは酒類のセレクトにも現れている。中でも、酒蔵で樽詰めしたものをマイナス11度まで冷却可能な冷蔵庫で冷やし、専用グラスに注ぐことでマイナス5度になる日本酒を常時3種類用意する。本メニューは同店を訪れたら一度は必ず飲んで貰いたい一杯だ。
店内はカウンターとテーブル、半個室とさまざまなシーンで利用できる仕様となっており、若者の街・渋谷ではあるが、大人も楽しめる空間となっている。今後は渋谷店を基軸にし、都内での店舗展開や海外出店も視野に入れており、さらにインバウンド市場にも積極的にアプローチしていく予定だ。ぜひ、足を運んでもらいたい。
渋谷ぴち天
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13285910/
担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp