数々の受賞歴を持つホスピタリティーマネジメントスクール
----まずは EHL(エコール・オテリエール・ド・ローザンヌ)についてご紹介をお願いします。
マルクス EHLは、1893年に世界初のホテルマネジメントスクールとして設立されました。30人ほどの小さな教室から始まり、それから約 130年を経て、現在ではスイスのローザンヌとパッスーク(Passugg)、シンガポールの 3つのキャンパス、3万人の卒業生、実習生から修士号まで幅広い教育プログラム、専門的な短期コースやエグゼクティブ教育など、約 4000人の生徒を抱える国際教育グループへと成長しました。
EHLグループは、ホスピタリティマネジメントの分野で世界最高の大学として定期的に評価されているEHLホスピタリティビジネススクールを擁しており、スイスの体験学習に基づく独自の教育アプローチとそのパイオニア精神は、世界中の多くの機関、政府、企業にインスピレーションを与えています。また、EHLではコンサルティングサービスの提供をしており、それによって各社・各機関の水準向上にも貢献をしています。
また、2023年の世界学部別大学ランキング(QS World University Rankings)のホスピタリティ&レジャーマネジメント部門で 5年連続の世界 1位を獲得しました。そのほか、「Great Place To Work」において2020年と2022年で選出されたほか、「Corporate Social ResponsibilityProgram of the Year」で 2021年にヨーロッパで第一位のほか、数々の受賞歴を持っています。
----さまざまな賞を受賞するなど世界的に名高い EHLですが、どのような学生が学びにやって来るのでしょうか?
マルクス EHLの学生は、私たちが提供するさまざまなアカデミックプログラムやプロフェッショナルプログラムと同様に多様です。EHLでは、125の国籍とあらゆる年齢層にまたがる約 4,000人の学生が在籍しています。この多様な学生たちは、優れたサービス、人間関係、そして継続的な教育への意欲を共有しています。
私たちはよく、EHLの学生は文化的に機敏で優れたソフトスキルを持つ「ピープルパーソン」であると表現していますが、それは EHLでの学生生活の中、例えば 30人の学生委員会などを通じて教室内外で得たものです。学術的な知識にとどまらないさまざまな教育を提供しているのです。
----世界にはさまざまなホスピタリティーにかかわる学校が存在しています。EHLとほかのビジネススクールとの違いは何でしょうか?
マルクス EHLはホスピタリティー・ビジネススクールで、「ホスピタリティー」と「ビジネス」という2つの世界の最高のものを再統合しています。スイスのルーツに忠実な EHLは、体験学習とハードスキルとソフトスキルの両方を教えることに基づいた独自の教育アプローチをとっています。人材中心主義は EHLの DNAであり、差別化要因となっています。国際的なランキングを超えて、私たちがインスピレーションを与えるのは、ビジネスの人間的側面を教え、人間の相互作用を深く理解し、世界に開かれた未来のリーダーを教育しているからです。
また、EHLは利益だけを追い求めるのではなく教育機関として、常に利益を再投資し、生徒の教育の質を高めています。そうした取り組みがほかのホスピタリティーにかかわる学校との差別化を生み出しています。