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2023年5月26日号 トップインタビュー シルクスホテルグループ 代表 スティーブン・パン氏 /ミナトクリエイト(株) 代表取締役 木下 仁湊氏

トップインタビュー シルクスホテルグループ 代表 スティーブン・パン氏 /ミナトクリエイト(株) 代表取締役 木下 仁湊氏

【月刊HOTERES 2023年05月号】
2023年05月25日(木)
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5つ星と同じサービスでゲストの期待値を上回る

----「ジャストスリープホテル」の仕様について具体的に教えてください。

パン 私達の基本コンセプトは、「3B」「3C」「3S」です。「3B」とは、ベッド、ブレックファースト、バスルームに重きを置くということです。ベッド、バスルームにおいては快適性を追求し、朝食は、だし巻き玉子サンドや串揚げ、きつねうどんやカレーうどんなど大阪の名物はもちろん、ゴンワンタン(肉だんごスープ)やチャーイエダン(煮込み玉子)など台湾の料理もご用意します。

次に「3S」とは、スマート、スタイリッシュ、サービスのクオリティの追求です。そして「3C」は、こちらが一番のコンセプトですが、コンビニエント(利便性)、コネクション(地域とのつながり)、コンフォタブル(快適性)です。なかでも最も重要視しているのは、地域とのつながりですね。木下さんからもお話がありましたが、ここ南船場の地には、長い歴史と現代的なスポットが混在しており、近隣にはアメリカ村のように、外来文化を取り入れたローカルなスポットもあります。

このグローバルとローカル、ビジネスと観光、日本と台湾が全て融合されているところが、「ジャストスリープホテル」らしさにもつながるのではないかと考えています。加えて、大阪の方の開放的で面白い性格は私たち台湾人と似ており、そういった意味でもぴったりなロケーションだと思っています。

----なぜこのようなコンセプトを定められたのでしょうか。

パン 「ジャストスリープホテル」は2008年に始動し、ちょうど世界金融危機の時期に船出が重なってしまいました。その時に生き残りをかけて、「普通のホテルではなく、唯一無二のホテルを創れないか」という視点でコンセプトを考えたのです。そして考案したのが、一般的には期待値の低いビジネスホテルに、5つ星である「リージェントホテル」のサービスを導入して提供するスタイルです。

現在も私たちのグループでは、ブランドを問わず標準化した人材教育を行なっています。「リージェントホテル」でも「ジャストスリープホテル」でも同様のクオリティのサービスを行なうため、お客様の期待値を超えるホスピタリティを提供できるのです。

 

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