台湾人にとって日本は「最も旅行に行きたい国」
----コロナ禍を経て、このタイミングで日本に進出された理由を教えてください。
パン まず、台湾と日本は昔から有効な関係で、ライフスタイルや文化が近いという背景があります。コロナ以前は、日本から台湾へ遊びにいかれる方が多く、コロナ後は台湾から日本へのお客様が増えています。台湾人にとって一番行きたい国は日本なのです。「そこにチャンスがあるのでは」という意見が木下さんと一致して、進出を決めました。
----「ジャストスリープホテル大阪心斎橋」の特徴について教えてください。
木下 心斎橋駅に非常に近いということと、観光とビジネスが入り混じるエリアであるということです。ですから両方のお客様が狙える場所であり、以前テナントとして入っていただいていたホテル会社様も、コロナ以前の稼働率は常に 90%を超えていました。また、新旧が融合する地域なので、訪れるたびに新しい発見があるという点も特徴ですね。ここ南船場は江戸時代から栄えており、新しい店が多い一方で、老舗店もたくさんあります。創業 100年以上という企業も数えきれないくらい存在しています。
----リブランドという形の新規開業になりますが、改修はどのように行なわれたのでしょうか。
木下 1階のエントランスとレストランは、「ジャストスリープ」ブランドの仕様に全て合わせました。1970年代から大阪の流行の発信地であるアメリカ村をイメージした象徴的なデザインを施しており、お客様がロビーに入った瞬間にそれが目に入ります。客室内にも同様の絵を飾っており、デザインを含めて、「ジャストスリープホテル」ブランドの仕様に沿った形で刷新しています。