市内のホテル全体で地域活性化活動に着手
―法人宴会の回復は鈍化している中、バンケット部門はいかがですか。
島原 GM着任当初から宴会部門は、展示会やセミナーを行なうための箱・空間としての販売を促進する一方、お客様からの要望が多かった個人を対象としたトークショーやディナーショー、賞味会を数多く開催してきました。12月のクリスマスディナーショーは4組7ステージすべて完売となり、1月~3月も個人向けのディナーショーやイベントを開催し、法人需要の減少分をカバーしたいと考えています。
新たな取り組みとしては、昨年 9月22日にホテル関係者への理解促進を図るイベント「LGBTツーリズムカンファレンス」を NPO法人 ASTAと共催し、市内 16ホテルの宿泊・婚礼担当者 36名の方々に参加いただきました。これは、名古屋市が昨年 12月より「ファミリーシップ制度」を導入することになったこと、重ねて秋以降の外国人観光客の回復を意識したものであり、当ホテルでは独自の「パートナーシップウェディング」プランを昨年 12月に打ち出しました。
―自社のみでなく、名古屋市内のホテル関係者にも理解と啓発を依頼されたのですね。
島原 地域活性化のためには名古屋市内のホテルが連携していかなければならないと思います。今回のカンファレンスで交流の場ができ、さらに交流を深めようと 10月 17日には、「名古屋市内ホテル対抗ボウリング大会&懇親会」を開催しました。13ホテル 64名のホテルで働く皆さんに参加いただきました。今後ますます交流を深め、名古屋市の観光振興につながる働きかけができればと思います。