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第6回 求められる人材を探る「Wプロフェッショナルズ」 ㈱ハセガワエスティ 代表取締役会長 長谷川高士 氏×㈱フェイス 代表取締役 福永有利子

プランナーに求めること 空気を読む、 自身を俯瞰的に見る、 表現のバリエーションを増やすこと

【月刊HOTERES 2015年10月号】
2015年10月23日(金)
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㈱ハセガワエスティ 代表取締役会長 長谷川高士 氏
㈱フェイス 代表取締役 福永有利子

披露宴会場全体をあたたかなムードで包み込む司会で年間2 万組を手掛けているのが、長谷川高士会長がリードする㈱ハセガワエスティだ。型にはまった婚礼スタイルが変化する中でいち早く時流をとらえ、アドリブのきく婚礼司会者集団を作り上げてきた。そこで今回はまさにコミュニケーションの魔術師でもある長谷川高士会長に、コミュケーションアップのポイントをお聞きした。

披露宴のギリギリまでヒアリング活動
 
福永 長谷川会長は今も現役で著名人の婚礼司会やテレビ番組の司会などもされています。いつもにこやかで、お会いするだけでホッとする温かさを感じます。15 年前に起業され、今では外資系ホテルからゲストハウスまで年間2 万組を超える実績を上げていらっしゃいますが、起業当時と今では何か変わりはありますか。
 
長谷川 当時はまだまだ型にはまった婚礼司会が主流でした。もちろん、その時代は結婚式を挙げることに価値がありましたので、ある意味、通り一遍な挙式・披露宴でも十分満足を得られた時代でした。ところが経済が豊かになるほどに、“もっと自由に、アットホームな雰囲気で大切なゲストに喜んでいただきたい”という思いが芽生え、レストランやゲストハウスが注目され始めたころです。結婚式に対する考え方が変わる中で、婚礼司会の在り方も変わり、自分たちが追求していたスタイルが徐々に認められ、さまざまな施設からお声をかけていただくようになった次第です。
 
福永 まさに時流にそったというか、先見の明がおありになったのですね。
 
長谷川 起業当初は本当に大変でした。なかなか自分たちのスタイルをご理解いただけなかった時代が続きましたが、まさに時代の流れに後押しされた感じです。
 
福永 ところで御社スタイルでもあるアットホームななごやかなムード作りは、どのようにして作り上げているのですか。
 
長谷川 新郎新婦はもちろんのこと、結婚式当日のご親族やご友人、そして担当されたウエディングプランナーの方など、あらゆる角度から情報収集をしていることです。新郎新婦の思い、新郎新婦にまつわるエピソードなど、結婚式の直前までヒアリングをしています。いろいろな情報を得ることにより、披露宴中の空気を読みながらアドリブでゲストに突撃インタビューをしたり、大切に思っている方へ新郎新婦からのメッセージをさりげなくお伝えしています。そのために、自身が披露宴会場の上にあがり、俯瞰的に見て会場内の空気を一体化させるための調整をするよう努めています。俯瞰的に見て“あっ、まだあそこが盛り上がっていないな”と見えたら、その場へ駆け寄り、得てきた情報を元に空気を作り上げ、ムードを盛り上げていきます。

 

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