「ニユートーキヨー 数寄屋橋本店1階 Brauhaus」内観。古き良き銀座の雰囲気をそのままにする落ち着いた店内で、創業以来こだわり続けている極上の生ビールを楽しむことができる
外食大手の「ニユートーキヨー」が創業85周年を迎えた今年、ビール会社傘下ではないビヤホールとしては最も歴史の深い「ニユートーキヨー 数寄屋橋本店1階 Brauhaus」で、記念セットを7月1日から販売する。
同社ではビヤホール1号店の立ち上げから今日まで、生ビールのおいしさにこだわり、現在では珍しくなった樽ごと冷やす空冷式サーバーを設置している。そのこだわりはタップにも反映されており、扱いの難しさから瞬冷式サーバーに切り替える飲食店が多い中、横ハンドルのスイングカランを用い、専属の注ぎ手が注ぐ1度注ぎの伝統の技も健在だ。生ビールのおいしさに対するこだわりはグラスの管理にも。6度という最適な温度での徹底管理に加え、グラス洗浄も閉店時に全グラスを洗った上で、開店前に再度すべて洗いなおすなど、オペレーションも細やかだ。
以前は団体での宴会需要が多かった同店だが、コロナ禍を経た今年は少人数での来店も増え、さまざまなビールをしっかりとあじわいたいお客さまも増えているという。量よりも質を求めるお客さまのニーズの変化に、同社では今後、「Brauhaus」のような小規模な形でビヤパブを展開していきたいという。
創業85周年記念セットは「ニユートーキヨー 数寄屋橋本店」1階の「Brauhaus」でのみ提供される。コスパもよく、特別感のあるセットだ
ちなみに85周年を記念したセットも秀逸だ。「プレミアム ヴァイツェン」「サッポロ生ビール 黒ラベル」のビール2杯に加え、ニユートーキヨーの前身である函館有数の海鮮物問屋、「森卯商店」が製造し、創業当時からビールのおつまみとして提供されていた「ほぐし干鱈」に、「ラムのスペアリブ」「ラムのカルパッチョ風」が加わった5種のセットが1500円(税抜)で提供される。ラムも同社とは歴史が深く、昭和の時代からラムとビールの相性にこだわってきており、記念イヤーにふさわしいセットとなっている。
いずれにせよ、ビールを飲みたくなる季節だ。まずは一杯、連綿と受け継がれてきた技術と誇りが注ぎこむニユートーキヨーの生ビールを、ぜひとも飲んでもらいたい。
ニユートーキヨー 数寄屋橋本店1階 Brauhaus
http://www.newtokyo.co.jp/tempo/newtokyo/sukiyabasi/sukiyabasi_f1.htm
担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp