明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。同時に、依然感染者が増える中、医療関係者の皆さま、物流を支えて下さっている皆さま、ホテルやレストランの現場で働く皆さま、ともに大変な状況で頑張ってくださっていることに感謝を申し上げます。
2020 年は誰もが経験をしたことがない特別な年であったと言えよう。だからこそ2021 年こそは良い年にしたいという気持ちは世界中皆同じだと思う。2021 年をどう見るか。大きく分けると二つに分かれるのではないかと私は見ている。
一つは、経済が冷え込み、国境を越えたビジネスや観光の往来がなくなり内向きとなり、国外の人や他民族との関わりが減少したことによる経済および国々の関係の悪化だ。実際、残念ながら「我々の国」という表現をする政治家が世界でも増えた。もう一つは、新型コロナウィルスによって古い(悪い)習慣に風穴が空き、新しい、またはより良い選択ができるようになったために今後は良くなると言う人もいる。