「アルマーニ / リストランテ東京」、新エグゼクティブシェフ就任記念した“CARMINE ARAMANTE”コースをスタート

【毛利愼の外食エンターテインメント!　Vol.2】

2020年10月26日(月)

　「アルマーニ / リストランテ東京」が今秋、新しいエグゼクティブシェフを迎えた。銀座店のみならず、全世界の「アルマーニ / リストランテ」で至上最年少でエグゼクティブシェフに抜擢された才能の持ち主はナポリ出身、イタリア・イスキアの「Nino di Costanzo」、サンセバスチャンの「Martin Berasategui」などでシェフ経験を積んだカルミネ・アマランテ氏だ。東京大手町の「HEINZ BECK TOKYO」の前エグゼクティブシェフとして就任わずか1年で同店をミシュラン1つ星に導いた立役者として記憶に新しい方も多いだろう。その彼が今回の就任にあたり通常のコースに加え、デビューコースとなる“CARMINE ARAMANTE（※11月末まで）”をスタートさせた。

全11品から構成される本コースはイタリアの伝統はそのままにカルミネ氏の独創性と日本の旬食材がそこに組み合わされることでコンテンポラリーでありつつエレガントな「アルマーニ」の世界観を料理で楽しめる構成になっている。因みにカルミネ氏抜擢の理由について伺ってみたところ、「年齢は若いが充分な経験があること、料理への情熱や作りだす料理のクオリティや味がアルマーニの世界観にマッチしているといったアルマーニが求める条件を持っていたこと」だったと回答を得た。彼の食材への情熱はデビューコースを作るにあたって日本全国の産地に自ら足を運び、その地で得たインスピレーションからおのおのの皿を作り上げたということからもうかがい知れる。中でもそれら食材の持つ繊細さを最大限に引き出した味わいが表現されたプレートがいくつもあり、彼の料理からは食材への情熱と共に愛情も感じとることが出来る。カルミネ氏という新たな感性を迎えた「アルマーニ / リストランテ東京」の新たなステージがどのように展開していくのか、今後がとても楽しみだ。

「アルマーニ / リストランテ東京」新エグゼクティブシェフに就任したカルミネ・アマランテ氏。数々の星付きレストランで活躍してきた彼が東京という舞台でどんなカルミネワールドを魅せてくれるかとても楽しみだ