10 回の話し合いで7 回エネルギーが上がれば素晴らしい。10 回話して3 回あれば、まあまあいい方かもしれない。多くの会社では、1 回あるかないかではないだろうか。膝を突き合わせて、または、オンラインでと、形態はいろいろとあるだろう。互いの時間を合わせ何かをすり合わせたり、決定したりして、推進力を高めるために集まっているのだが、時間をかけたわりには成果につながらないのも、会議、ミーティングの特質ではないだろうか。
先日、A社の方針共有のためのミーティングをサポートさせてもらった。非常に重要な来期方針をわがこととして実践に移していくために管理職が集まった。だが、今日初めて聞いた話ではないはずなのに、なかなか、互いの話は噛み合わない。総論では分かっているのだが、各論に話が下りてくると互いにつっこんだ話ができない。言いたいことを我慢しているからなのか、表面的な発言の時間が続いていく。各論こそ、来期の実践で重要なのだが、自分に火の粉がかからないようにしているのか。
2020年10月23日号 サービス・イノベーション-Part2~現場と本部が一体で進めるイノベーション~
196 話し合いが、噛かみ合う瞬間(1)
【月刊HOTERES 2020年10月号】
2020年10月21日(水)